トップへ戻る

点滴療法

グルタチオン点滴療法

日本では既に40年以上も前からグルタチオンを自家中毒、つわり、妊娠中毒、薬物中毒、慢性肝炎の治療に使用していました。副作用も非常に少ない、安全率の高い医薬品で、薬の副作用の治療に使われることもあるぐらいです。なお、米国では抗がん剤の副作用による指先のしびれ(末梢神経障害)、閉塞性動脈硬化症など様々な疾患の治療に使われています。
パーキンソン病の場合に、1回800mgから始めて徐々に増量、通常は1400-1600mgを点滴で投与します。
この投与量は通常投与量の数倍になります。頻度は週に2~3回、約3ヶ月間行います。病状の改善が認められれば、その後は維持プログラムとして週に1~2回のペースで治療します。1回の点滴時間は約30分です。パーキンソン病の進行防止の場合は維持プログラムから開始することができます。有効率は40~60%で、劇的に効果があるケースからまったく無効である場合もあります。

パーキンソン病

パーキンソン病は日本では、人口10万人あたり約100人の有病率であり、65歳以上では人口10万人あたり約200人と推定されています。パーキンソン病の典型的な症状として手足のふるえ(振戦)、硬直、動作緩慢や姿勢の異常が見られます。パーキンソン病の振戦は静止時に強く、運動時には軽減するという特徴があります。動作が緩慢となる症状はパーキンソン病のもう一つの特徴的症状であり、患者様にとってやっかいな症状です。歩行時の第一歩が出にくくなり、椅子からの立ち上がりなどに困難を感じます。病状が進行すると歩行時の姿勢は前かがみで、小刻みな歩行となります。さらに進行すると嚥下障害も出現しベッドで寝返りを打つことも困難になります。

パーキンソン病の標準的な治療

パーキンソン病は大脳基底核の線条体という部位でのドーパミンの不足が原因であることが判明しており、これに基づきL-dopaというドーパミンを補うような薬を使う治療が現在のパーキンソン病に対する標準治療となっています。しかし、L-dopaの効果は一時的であり、L-dopaにより活性酸素の産生が増加し病気の進行を早めるという警告もなされています。

パーキンソン病とグルタチオン

グルタチオンは脳にとって最も重要な抗酸化物質の一つであり、脳を様々な有害物質から守る役割を担っています。パーキンソン病患者の脳内において、この重要な物質であるグルタチオンが減少していることが分かっています。この事実をもとに、イタリアのSassari大学のチームが実際にパーキンソン病患者にグルタチオンを点滴投与したところ症状の著名な改善が認められました。米国においてはDr.Perlmuterがこの治療法を積極的に行い非常に有効な治療であると報告しています。そして、現在では南フロリダ大学において臨床研究が進行中です。

高濃度ビタミンC点滴療法による
ガン治療について

2005年にアメリカ国立健康研究所、国立ガン研究所、国立食品医薬品局の科学者達は共同で「高濃度のビタミンCはガン細胞を殺す」という論文をアメリカ科学アカデミー紀要に発表しました。続いて、2006年3月には高濃度ビタミンC点滴療法で長期生存を続けている3人のガン患者さんについてカナダ医師会雑誌に論文が発表されました。さらに2007年には「高濃度ビタミンC点滴療法がガン患者の痛み、倦怠感、食欲低下、不眠などの諸症状を改善し、QOL(生活の質)を改善する」と韓国医師会雑誌に論文が発表されています。そして、現在はアメリカやカナダの多くの医師らが高濃度ビタミンC点滴療法をガン患者に行うようになり、この治療を受ける患者の数は急増しています。
研究面でもカンザス大学、ジェファーソン大学、アメリカの民間ガン専門総合病院グループはそれぞれアメリカ国立健康研究所の認可を得て卵巣ガン、悪性リンパ腫、すい臓ガン、末期ガンに対する高濃度ビタミンC点滴療法の効果について臨床研究が開始もしくは予定され、韓国では白血病に対する臨床研究が始まっています。点滴療法研究会マスターズクラブの会員医師は点滴療法研究会の研修を受け、アメリカで実施されている「高濃度ビタミンC点滴療法の標準的プログラム (Riordan IVC protocol)」と同じものを患者様へ安全に提供します。

ビタミンCの抗ガン作用の機序について

ヒトの膵臓ガン(Mia PaCa-2)、悪性黒色種( SK-MEL-28)、大腸ガン(SW-620)、骨肉腫(U-2-OS)の培養細胞はビタミンC濃度が400mg/dLに達すると死んでしまいます。ビタミンCが高濃度になるとガン細胞の周囲で鉄などの微量な金属とフェントン反応を起こして過酸化水素を生成します。正常細胞はカタラーゼという酵素が過酸化水素を中和するので影響をまったく受ません。一方、ガン細胞の多くはこのカタラーゼが欠乏しているために過酸化水素を中和できずにダメージを受けて破壊されてしまいます。すなわち、ビタミンCは高濃度になると栄養素ではなく抗ガン剤として働くのです。一方、ビタミンCはミトコンドリアの機能を正常化し、免疫システムを刺激(インターフェロンの産生、マクロファージの食作用の亢進、NK細胞数の増加と遊走能の亢進)、P53遺伝子を安定化、P53遺伝子の障害を抑制し、化学療法あるいは高濃度IVCによるpro-oxidant効果によって引き起こされる突然変異を予防します。すなわち、ビタミンCはガンの化学療法剤でありながら免疫力を高めるという、これまでにない理想の化学療法剤であるわけです。

高濃度ビタミンC点滴療法が適している方

有効な抗ガン剤や放射線治療がある場合は併用を推奨します。高濃度ビタンC点滴療法が有効なガンの種類についてはまだ研究段階です。

1

標準的ガン治療が無効の場合

2

標準的ガン治療の効果をより確実にする

3

標準的ガン治療の副作用を少なくする

4

良好な体調を維持しながら寛解期を延長させる

5

代替治療としを希望する場合

副作用について

アメリカのカンザス州ウイチタ市にある国際人間機能改善センター(The Center for the Improvement of Human Functioning International)は高濃度ビタミンC点滴療法で有名です。これまでの15年間に3万件以上の高濃度ビタミンC点滴療法を実施してきました。このクリニックでは副作用によって死亡に至った例はありません。実際には殆ど副作用のない安全な治療だと言えます。1例ですが点滴初日に腫瘍から出血を起こした事例の報告がありますが、大事には至っていません。このような腫瘍出血はこれまでの抗ガン剤の投与でも見られる副作用です。これを防ぐために初回はビタミンC15gから開始し、徐々に投与量を増加させます。
高濃度ビタミンC点滴療法終了後の数時間は、簡易血糖測定器で測る血糖値が高値になります。これは見かけ上高いだけで、実際の血糖値はもっと低い値になります。したがって自己血糖測定をしてインシュリンの注射量を決めている糖尿病患者ではインシュリンの量に注意しなければなりません。ビタミンCを過剰に摂取すると尿管結石になりやすいことが知られています。しかし、高濃度ビタミンC点滴療法ではこのような尿管結石は起こしにくいと言われています。

治療を受けることが出来ない方
  • G6PD欠損症の方(赤血球膜の遺伝性酵素異常がある方)

    G6PD欠損症という赤血球膜の遺伝性酵素異常がある方はこの治療を受けることができません。もしこのような病気がある場合は必ず主治医に告げてください。なお、点滴療法研究会会員は、25g~50g以上の高濃度ビタミンC点滴療法を受ける場合に必ずG6PDの検査を実施します。

  • 透析中の腎不全の方

    透析中の腎不全の方はこの治療を受けることはできません。心不全、大量の腹水、強い浮腫のある方は、点滴で水分を血管内に入れることで病状の悪化を来す恐れがあるためにこの治療ができない場合があります。

高濃度ビタミンC点滴療法による
アンチエイジングについて

なぜ点滴なのか

経口摂取の場合、ビタミンCは大量に摂取しても吸収が悪くすぐに排泄されてしまいます。点滴の場合、経口摂取に比べ、ビタミンCの血中濃度を20~40倍以上に増やします。点滴の方が体の隅々にビタミンCが行き渡りやすく高い効果が期待できます。

こんな方にお勧めです
美容効果

点滴頻度

月1~4回 1回あたり10g~25g

美白効果

シミの大敵である、メラニン色素を抑制します。

お肌のハリ

ビタミンCはコラーゲンやエラスチンなど、肌の弾力のもとを増やしハリのある肌をつくります。

保湿

水分を強力に挟みこむセラミドの生成を促し、みずみずしいお肌にします。

肌トラブル

余分な皮脂の分泌をおさえきれいな毛穴を保つことでニキビを予防、抗炎症作用でトラブルを改善します。

その他の効果

点滴頻度

月1~4回 1回あたり10g~25g

抗酸化作用

若々しく健康でいるためには、体のサビを防ぐこと「抗酸化」が重要です。
細胞を攻撃する活性酸素から守り、体の酸化を防ぎます。

免疫力の向上

ビタミン剤の経口内服に比べ血中濃度を効率よく高めるため、疲労倦怠感の回復と即効性があります。
また、日々のストレスの積み重ねで発生する活性酸素を抑え、健康的なホルモンの働きを応援し、ストレスに対応できるからだをつくります。

がん予防

がん予防にビタミンCが注目されています。超高濃度ではがん細胞を殺します。高濃度では抗酸化作用でがん細胞の発生を抑えます。

歯周病治療・対策

歯周病を始め、歯科治療領域でも効果が期待できます。